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Japan Switzerland Sweden Ranking

2025年IMD世界競争力ランキング、日本35位に低迷(昨年は38位)

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6月17日、スイスの国際経営開発研究所(IMD)は、主要69カ国・地域を対象にした2025年版のIMD世界競争力ランキング(IMD WCR)を発表しています。2025年のトップ3(昨年順位)は、スイスが「政府の効率性」と「インフラ」の両面で世界をリードし、2021年以来の1位(2位)となりました。2位はシンガポール(1位)、3位は香港(5位)でした。日本は35位(2024年は過去最悪の38位)となっています。台湾は6位(昨年は8位)へ躍進、人口2,000万人以上の国・地域の中では、5年連続で世界1位です。

Japan Switzerland Sweden Ranking
Compare Results-Japan, Switzerland, SwedenWorld, Competitiveness Ranking

2025年版のIMD世界競争力ランキングでは、スイス、シンガポール、香港が世界で最も競争力のある経済圏に選ばれ、上位20カ国中では、カナダ、ドイツ、ルクセンブルクが最も改善したとしています。

スイス(1位)は、強靭で安定した経済・社会構造の結果として、引き続き力強いパフォーマンスを示しています。「政府の効率性」と「インフラ」の両面で世界をリードしています。シンガポールは2位(昨年1位)となりましたが、力強い未来志向の経済ですが、「ビジネスの効率性」に関して2位から8位へと、過去最大の順位低下を記録しています。香港は2024年の5位から2つ順位を上げて3位を獲得しました。競争力を構成する4つの要素すべてにおける向上が、この上昇を支えています。

Germany Usa China
Compare Results-Japan, Switzerland, SwedenWorld, Competitiveness Ranking

IMD世界競争力ランキングは、「経済パフォーマンス」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4カテゴリー(合計20項目)の341の指標でスコア付けしています。評価基準の170基準が測定可能な数値データを、92基準が企業幹部などへの調査回答を基にしています。

日本より上位国や主要国との比較(Compare Results)では、「政府の効率性(橙色)」と「ビジネスの効率性(緑色)」が一目で低いスコアだと解ります。民間も政府も効率が悪い!?

日本は、雇用や科学インフラ、健康・環境の項目が10位以内にランクインして、総合順位を3つ上げ、多くの項目で前年調査から若干改善されましたが、国内経済16位(昨年5位)、教育36位(昨年31位)が順位を落としています。また、全20項目スコア中に12項目が30位以下、最低水準の50位以下が5項目もあります。(下記を参照)

IMD World Competitiveness Ranking 2025
2025 Rankings out of 69 countries / IMD

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