3月20日の国際幸福デー(The International Day of Happiness)に2026年版世界幸福度ランキングが発表され、フィンランドが9年連続のTopを獲得しました。アイスランド、デンマーク、コスタリカ、スウェーデン、ノルウェーが続き、福祉や教育が充実している北欧諸国がTop6のうち5つを占めています。日本は61位(昨年は55位)まで順位を下げ、過去最低(2015年62位)に接近しています。
- World Happiness Report 2026(3/20 WHR)
- Happiness Rankings Show Stability and Change(3/18 Gallup, Inc.)

評価項目では社会的支援(Social support)、一人当たりGDP(GDP per cpaita)、健康寿命(Healthy life expectancy)、自由(Freedom)、寛容(Generosity)、腐敗の認識(Perception of corruption)、ディストピア(人生評価/主観満足度)+残余値(Dystopia + Residual)を分析して積算します。
2013年に初めて3年間の平均値を用いた世界幸福度報告書が発表されて以来、上位10カ国の構成は変化しています。2013年時点では、上位10カ国はすべて高所得の西側諸国でした。今回の報告書では、8カ国が西側諸国となり、コスタリカが4位に、イスラエルが8位に浮上したことで、上位の地理的な多様性が広がっています。同時に、長年高所得国であったいくつかの国がランキングを下げています。カナダは6位から25位に、オーストリアは8位から19位に、オーストラリアは10位から15位に順位を落としています。
世界幸福度報告書では、世界中のどの地域でもSNSなどの利用頻度が高いほど生活満足度は低下すると指摘しています。オーストラリアや米国(17位から23位)、カナダなどでは、25歳未満の若者の幸福度が20年前と比べて大幅に低下しています。

日本は61位(昨年は55位)となり、過去最低順位(2015年62位)に接近しています。特に社会的支援(Social support)が44位、自由(Freedom)が85位、寛容(Generosity)が122位となっています。長年この3項目は下位に低迷しています。

最新の「世界幸福度報告書」のランキングは、人々が人生をどのように評価するかという点における近年の構造的変化を捉えています。ランキングの上位は依然として北欧諸国が占めているものの、中央・東欧諸国における長期的な幸福度の向上や、一部の高所得国における世代的な幸福度の低下は、世界情勢の変化を示唆しています。