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令和(Reiwa)は、万葉集の梅花謌卅二首并序から

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令和(Reiwa)は、日本で使用される予定の元号です。日本最初の元号とされる大化から数えて248番目の元号となる見込みです。元号法の規定に基づき、5月1日に元号が「平成」から「令和」に改められる予定です。「万葉集」の巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文を典拠としています。確認される限りにおいて、初めて漢籍ではなく日本の古典から選定されました。

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[曼朱院本]萬葉集の巻五 / 京都大学

京都大学附属図書館が所蔵する『[曼朱院本]萬葉集』のデジタル画像を観ることができます。何十年も前から指摘されていることですが、デジタルアーカイブ(データベース)化が進まず、日本のデジタル競争力は27位(世界競争力は25位)に低迷しています。

梅花歌卅二首[并序] / 天平二年正月十三日 萃于帥老之宅 申宴會也 于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香 加以 曙嶺移雲 松掛羅而傾盖 夕岫結霧鳥封縠而迷林 庭舞新蝶 空歸故鴈 於是盖天坐地 < 促>膝飛觴 忘言一室之裏 開衿煙霞之外 淡然自放 快然自足 若非翰苑何以攄情 詩紀落梅之篇古今夫何異矣 宜賦園梅聊成短詠

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[曼朱院本]萬葉集の巻五 梅花謌卅二首并序(梅花の歌 三十二首、并せて序) / 京都大学

天平二年正月十三日に大宰府の大伴旅人(おほとものたびと)の邸宅で梅の花を愛でる宴が催されました。このころ「梅」は大陸からもたらされたものとして非常に珍しい植物だったようです。当時、大宰府は外国との交流の窓口でもあったので、このような国内に無い植物や新しい文化がいち早く持ち込まれる場所でもありました。
この序では、前半でそんな外来の梅を愛でる宴での梅の華やかな様子を記し、ついで梅を取り巻く周囲の景色を描写し、一座の人々の和やかな様を伝えています。(万葉集入門から)

令和の時代へ、新天皇陛下は「象徴の責務果たす」


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