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ウクライナにおけるロシア語、東部と西部のロシア語人口比率

IMFの統計によると、2012年のウクライナのGDPは、1,762億ドルと推計されており、日本の福岡県よりやや小さい経済規模です。2012年の一人当たりGDPは3,877ドル(106位/185ヶ国)であり、世界平均の50%未満の水準です。

キエフにあるウクライナ最高議会堂 / Wikipedia
キーウにあるウクライナ最高議会堂 / Wikipedia

エネルギー供給のほとんどをロシアに依存、経済の構造改革の遅れと相まって、他国の影響を受けやすいものになっていました。

2014年2月にヴィクトル・ヤヌコーヴィチ政権を崩壊させたウクライナ騒乱が発生、クリミア危機、そして、一方的なロシアによるクリミア併合に至ってきました。

ロシア語を母語とする人と、ロシア語を日常的なコミュニケーション言語として採用している人の数は同じではありません。また全国的に見て、ロシア語を話す国民の割合は農村部よりも都市部に多い傾向にあります。(さまざまな調査 / Wikipedia

少し古いですが 2001年国勢調査で「ウクライナにおいてロシア語を母国語としている人口比率」があります。ロシアが一方的に併合したとするクリミアでは77.0%以上がロシア語を母国語としています。(下記参照)

ウクライナ東部は、国境を接するロシアと歴史的にも経済的にもつながりが深い地域で、これまでも欧米寄りの西部地域とは一線を画してきました。親ロシアの「分離派」が政府の建物を占拠したドネツクは74.9%、ハリコフは44.3%、ルガンスクでは68.8%がロシア語を母国語としています。

ウクライナにおいてロシア語を母国語としている人口 (2001) / Wikipedia
ウクライナにおいてロシア語を母国語としている人口 (2001) / Wikipedia

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