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ヴェルヌの最後の名作 悪魔の発明(Face au drapeau)

悪魔の発明(Face au drapeau)は、ジュール・ヴェルヌが1896年に発表した古典的なSF小説です。ヴェルヌ最後の名作と言われています。原題の「Face au drapeau」は「国旗に向かって」の意味です。

悪魔の発明(Face au drapeau)原書 / Wikipedia
悪魔の発明(Face au drapeau)原書 / Wikipedia

1950年代、チェコスロバキアのカレル・ゼマンによって「Vynález zkázy」(致命的な発明/破滅的な発明の意)として映画化され、日本ではタイトルは直訳の「悪魔の発明」として紹介されました。

主人公の発明家トマ・ロックは、新型の爆弾を発明して「ロック式電光弾」と名前をつけます。

世界各国に売りつけようとしましたが、断られ続けます。

発狂して精神病院に入れられていたロックは、世界征服を企んでいた大海賊ケル・カラージュに誘拐されます。

海賊船はバミューダの無人島バック・カップ島の秘密基地に到着します・・・。

大量破壊兵器の開発や、国際テロリズムなど現代的なテーマを予見していた名作映画です。

カレル・ゼマン(Karel Zeman)/ Karel Zeman Museum
カレル・ゼマン(Karel Zeman)/ Karel Zeman Museum

カレル・ゼマン(Karel Zeman, 1910年11月 – 1989年5月)は、チェコのアニメーションと特撮映画の監督です。

ヴェルヌの「悪魔の発明」「十五少年漂流記」「彗星飛行」などを映像化しています。

1910年、ボヘミアのオストロメールに生まれ、デザイナーやPR映画製作を経て人形アニメの国立スタジオに所属し、アニメーションの仕事を始めています。

晩年はカナダで切り紙アニメーションの指導、児童映画祭の委員長を務めています。

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