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how to study effectively

効果的な学習のための3つの秘訣(TED-Ed: Robert Bjork and Elizabeth Bjork)

  • TED

2006年、外科研修医を対象に研究が行われました。研修医は2つのグループに分けられ、同じ教材が配布されました。ただし、一方のグループのみ、ある特別な方法で学習するよう指示されました。1か月後にテストしたところ、この一方のグループの成績は、他方の成績をはるかに上回っていました。さて、その方法とはどのようなものだったのでしょう? ヒトの脳がどのように情報を取り込み、保存するのかを知り、脳の働き方を生かした学習法を探っていきましょう。

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3 tips on how to study effectively / TED-Ed

心臓の構造を覚えたいとします。知らなかったことを知ると、その記憶は一時的にニューロンが受けとります。「海馬」という部分にある神経細胞です。授業で心臓の働きを学んだり、試験に向けて心房や心室について学ぶと、同じニューロンが再び活性化されます。こうした活性化の繰り返しは細胞間のつながりを強め記憶を定着させます。次第に心臓の構造の知識は長期記憶となり、そこでは脳内の別の部分 「新皮質」が働きます。どのように短期記憶から長期記憶に情報が転送されるのかは、まだ完全には解明されていませんが、おそらく学習を繰り返す間に転送されており、中でも睡眠中の転送が重要と考えられています。

<最初の学習法>
暗記カードや練習問題で復習すると、知識を呼び起こそうとするので記憶が更新され強化されます。学生は他の学習法を好むことが多く、教科書を再読したりマーカーを引いたりしますが、これでは「理解した気分」になっているだけかもしれません。間違えることが、実はその後の習得の助けになるのです。答えを思い出そうとすることで関連知識が活性化されて、正解がわかると脳は既に知っていた情報とよりうまく紐づけられるのです。
<次の学習法>
暗記カードで勉強するときは、複数の科目を交ぜてみましょう。学びたい科目を複数交ぜて学習すると、1つのスキルやトピックを個々に学ぶよりもしっかり定着します。それはなぜでしょうか? その仮説は、練習課題の説に似ています。異なる内容を交互に追うことで、脳は一時的に情報を忘れて、また思い出すので記憶がさらに強化されるのです。

3 tips on how to study effectively / TED-Ed

<最後は学習法「いつ勉強するか」>
数日間空けて復習することで、次の復習までに休息したり睡眠をとることができます。「オフライン」の間に脳は活発に働き、新皮質で知識を保存し統合します。試験前夜の詰め込み勉強は、理にかなっているようで、結局その内容は新しい記憶ですよね? つまり、その記憶が長く残ることはないでしょう。

ここで研修医の話に戻りましょう。両群とも同じ時間をかけて縫合術を学びました。ただし、一方は1日に詰め込んでトレーニングしたのに対し、もう一方の成績が良かった群は4週間かけてトレーニングしました。

3 tips on how to study effectively / TED-Ed

紹介した3つの学習法が効果的な理由は、脳を念頭に考えられた学習法だからです。これらの学習法は、脳の驚異的な働きを補完し強化します。そして、膨大な情報が整理され保存されるのです。日々絶え間なく送り込まれる情報が・・・

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