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新潟県十日町市名ヶ山

世界でも有数の豪雪地帯、冬は3mを超える積雪(昭和20年には最大積雪深425cmを記録)になります。十日町市街までの道路は山肌を縫うように曲がりくねり、山深い「名ヶ山」は一年の半分が陸の孤島になります。

貧しい農家の暮らしを母から聞きました。

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昭和50年頃の名ヶ山

狭く段々となった田んぼや畑、人手だけがたよりです。繁忙期以外は男たちは出稼ぎに行きます。

撮影した写真の中に「地蔵さん」と並んだ「水子地蔵」がありました。貧しい暮らしや医者もいない集落ゆえか、どこか寂しく物悲しい話が伝わってきます。

母の姉が出産で命を落としたと聞きました。まさに名ヶ山での「出産」は母子ともに命がけだったそうです。

10年前から「大地の芸術祭」越後妻有(つまり)地域で展開する世界最大級の国際アートトリエンナーレを開催していて、アート作品約200点が点在し、さまざまなイベントも実施されています。

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地蔵さんと水子地蔵

また、空家や廃校の再生、耕し手のいなくなった田んぼを守る活動など、世代・ジャンル・地域を越えた協働によって、妻有の地域づくりも進展しています。

十日町は、日本で初めての雪祭り「十日町雪まつり」や「着物の街」としても知られています。

魚沼産コシヒカリ、蕎麦どころ、酒どころとしても有名です。
緑深い山々、棚田、そして里山など懐かしい「原風景」を見せてくれます。

いつか記憶の片隅にある「自分の原風景」を探しに十日町へ行こうと思います(^^)

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