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ヘルソン・フィルの首席指揮者がコンサート協力拒否で殺害される

10月13日、ウクライナのヘルソン在住のジャーナリスト Olena Vanina氏は、ヘルソンにあるウクライナ音楽演劇劇場(Херсонський обласний академічний музично-драматичний театр імені Миколи Куліша)の首席指揮者ユリア・ケルパチェンコ(Yuriy Kerpatenko)氏が、自宅で侵略者に殺害されたと彼女のFacebookで発表しました。併合したとするロシア側が10月1日の国際音楽デーの日にあわせて、平和を取り戻した祝祭コンサートを企画しましたが、ケルパチェンコ氏はコンサートへの協力を拒否したところ、再度自宅へ訪ねてきたロシア側の兵士に自動小銃で射殺されました。

Херсонський обласний академічний музично-драматичний театр імені Миколи Куліша / Wikipedia

ユリア・ケルパチェンコ(Керпатенко Юрій Леонідович)(1976年9月 – 2022年10月13 日(通知日))氏は、ヘルソン出身のヘルソン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者、アコーディオン奏者です。ヘルソン音楽演劇劇場の首席指揮者を務めていました。ジャーナリストの Olena Vanina氏によれば、「彼は非常に才能豊かな指揮者でアレンジャーでした」と述べています。現在、多くのヘルソン市民が恐怖を感じていることから、ケルパチェンコ氏射殺事件の詳細が解るには時間がかかるとしています。

ケルパチェンコ氏の同僚は、彼のFacebookで9月から連絡が取れなくなったと言います。ケルパチェンコ氏が亡くなったことが信じられず、彼のFacebookに殺害報道は真実ではなく、ただのネット回線の不調だったと書いて欲しいと話していたそうです。

Керпатенко Юрій Леонідович(Yuriy Kerpatenko)/ Facebook

ロシアのプーチン政権がウクライナ侵攻で「併合」を宣言した南部ヘルソン州をめぐる戦闘が、今月に入って激しさを増しています。

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