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思考停止で売れ筋に群がるよりも、新たな市場を生み出す

近年、注目を集める「雑誌スタイル」の新感覚小売店ストーリー(Story)が、クリエイティビティ(Creativity)をテーマにしているそうです。「LEXUS DESIGN AWARD 2015」のファイナリスト作品もあって、創造力を刺激する品々を展示、販売中として、ニューヨーク在住のりばてぃ♪さんが紹介しています。

WA: The Essence of Japanese Design
WA: The Essence of Japanese Design

店内の数箇所に、なんと日本製の品々のコーナーがあるそうです。

WA: The Essence of Japanese Design(Stefania Piotti著)は、弁当箱、書道ブラシ、障子や引き戸からイサム・ノグチさんのあかり、そして三宅一生さんがデザインした現代の着物に至るまで、250余りのオブジェクトを介して、日本デザイン(和)の本質的な美しさを探ります。

この本も置いてあるそうです。Amazonのレビューも好評ですね(^^)

クリエイティビティ=日本製(純和風テイスト)という発想、興味深いですね(^^)

りばてぃ♪さんは、「ほとんど全ての日本製のモノやサービスを海外で販売しようと思ったら、既存の市場規模がどの程度あるのか・・・を調べる(=思考停止状態で売れ筋に群がる)よりも、そこで新たなマーケットを生み出し、育むには、どのようなコンテクストでどんな意味付けや価値の創造ができるのか?(=そのモノやサービスの特徴、オリジナリティ、ビジョンなど等の捉え方)やら、それをどんな手法で海外の方々に伝えるか?(=相手の文化や価値観に応じた伝え方)などの方が、ずっと、ずっーと重要になってきますよ・・・ということを示す貴重な具体例の1つ。」と述べています。

WA: The Essence of Japanese Design
WA: The Essence of Japanese Design

ストーリー(Story)は小売店ですが、どのような事業分野にも適用できますね。「思考停止状態で売れ筋に群がる」よりも、新たなマーケットを生み出し、育むには何が重要か?りばてぃ♪さんスゴく参考になります。

<追記 2023>近年のメイシーズでは、これまで見てきたような「守り」のデータ活用が主流になっているのでしょう。だから、「守り」のデータ活用とは真逆で、最新トレンドを先取りした(あるいは、自ら最新トレンドを作り出し、打ち出す)「売れるかどうか分からない商品」を実験的に取り揃えるストーリーのような小売りの手法は、社内の主流派に排除された…ということなのでしょう。<残念ですね!>

これは「永遠の法則」のように思います。国家、自治体、企業、組織、個人に限らず社会全体で「クリエイティビティが無ければ、私たちは将来成長を続けられないでしょう」を合言葉にしましょう。

クリエイティビティが無ければ、私たちは将来成長を続けられないでしょう。



組織心理学者のアダム・グラント(Adam Grant)さんは、「独創的になるのは簡単ではありません。しかし、私は確信しています。私たちの世界を良くするのに、これ以上の方法はありません」と語ります。

独創的な人の驚くべき習慣(TED: Adam Grant)


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