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街の東側に貧困地域が多いのはなぜか(TED: Stephen DeBerry)

社会的、経済的、環境的にぎりぎりの生活をするコミュニティの共通点は何でしょう? 一つは、都市の東側に位置している傾向があるということです。
この驚くべき洞察をテーマとした短いトークでは、人類学者であり投資資本家のスティーブン・デベリー(Stephen DeBerry)さんが、カリフォルニア州のイーストパロアルト、イーストエルサレムなどの都市では、都市の環境要素と人的要素の両方によって必然的に格差が生まれたのだと説明し、さらに単純明快な解決法を紹介します。

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Stephen DeBerry: Why the “wrong side of the tracks” is usually the east side of cities

なぜ、社会的、経済的、環境的にぎりぎりの生活をする地域が、街の東側に位置することが多いのでしょうか? 分かったのは「風」が理由だということです。北半球と南半球の風は、地球の自転と同じ方向に吹いています。つまり、東向きです。これをキャンプファイヤーにたとえて考えてみましょう。デベリーさんの分かりやすい説明です(^^)

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Why the “wrong side of the tracks” is usually the east side of cities | Stephen DeBerry

デベリーさんは、「キャンプファイヤーでのような力関係が米国だけではなく、世界中の都市で見られます。イーストロンドンやパリの東側でも同じことが起きています。イーストエルサレムでも、この会場から通りを下った先でさえ—社会的弱者が多い。イーストバンクーバーでもそうです。気づいたのは、私だけではないはずです」と語っています。

最後に、「現代はもう産業化時代ではないのです。人種隔離政策があった時代に生きているわけではありません。真実を言いましょう、「線路のあちら側」はありません。この事実を念頭に、経済制度や地域を設計するべきだと言いたいわけです」 ありがとうございました。(拍手)

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