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天才数学者チューリングをカンバーバッチが演じる映画

アラン・チューリング(Alan Mathison Turing, 1912年6月23日 – 1954年6月7日)はイギリスの数学者、論理学者、暗号解読者、計算機科学者です。映画「イミテーション・ゲーム:The Imitation Game(原題)」は、天才数学者アラン・チューリングを人気のベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)が演じて、第39回トロント国際映画祭で観客賞を受賞するなど、本年度アカデミー賞の有力候補になってきました。

Benedict Cumberbatch SDCC 2014 / Gage Skidmore
Benedict Cumberbatch SDCC 2014 / Gage Skidmore

チューリングは、第二次世界大戦で連合国イギリスを勝利に導いた重要な数学者でありながら、ドイツの暗号(エニグマ)解読という軍事機密にかかわる仕事であると同時に、自身が同性愛者であったことから不遇な扱いを受け続けます。

1954年6月7日、41歳で青酸によって自殺(事故死?)しています。

事実に基づいてチューリングの姿を描く映画は、こうした時代に翻弄された厳しい彼の生涯を描きながらも、笑いもあり、共感を得る作品となっています。

The Open Enigma Project(オープンエニグマプロジェクト)


エニグマの暗号解読機 bombe / Wikipedia
エニグマの暗号解読機 bombe / Wikipedia

面白そうな映画ですね(^^)

日本公開は、2015年3月13日(金)全国ロードショーです。。

チューリングは1950年に「計算する機械と知性」Computing Machinery and Intelligence)という論文を発表。人工知能の問題を提起、今日チューリングテストとして知られている実験を提案しています。

また、コンピュータチェスのアルゴリズムを考案し、実際にシミュレーションによる試合を試みています。これらの功績から「人工知能(AI)の父」とも言われます。

チューリングの死後まもなく王立協会から伝記が出版され、業績が再評価され、1966年からACM(Association for Computing Machinery)は、コンピュータ社会に技術的に貢献した人物にチューリング賞を授与しています。これは、コンピュータ関係者のノーベル賞と言われています。

生誕100年の2012年にはアラン・チューリングの名誉回復(政府の謝罪)や、世界各地でチューリングの功績を称えるイベントが行われています。

日本語タイトルは「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」、配給はギャガ(GAGA)です。

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